新基地建設「影響計り知れない」 玉城知事、就任後初の辺野古海上視察


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辺野古の海上工事現場を視察する玉城デニー知事(左)=11日、名護市辺野古沖

 【辺野古問題取材班】玉城デニー知事は11日、知事就任後初となる名護市の辺野古新基地建設の海上工事現場視察を実施した。玉城知事は県の漁業取締船はやてに乗り、臨時制限区域外から、区域内の工事現場を視察したほか、移植されたサンゴや、軟弱地盤の存在が明らかになっている大浦湾側の海底などを確認した。

 視察を終えた玉城知事は記者団の取材に応じ「広大な大浦湾側に相当量の土砂を投入する工事が際限のない予算を投下するということと、生物多様性の豊かな海に、どれだけ大きな影響を与えるか計り知れないことを実感した」と視察の意義を強調。「辺野古新基地建設断念を求め、これからも政府に根気強く対話を求めていきたい」と話した。