入場者落ち込む「福州園」を再整備 那覇市 ライトアップやイベント会場


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福州園のライトアップのイメージ(那覇市提供)

 観光客を含む入場者の増加を目的に、那覇市は同市久米の庭園「福州園」を再整備する。照明を設置し、夜間のライトアップに加え、イベント会場としても使えるようにする。池の改修や植栽の整備も行う。2018年度の入場者数は約5万4千人だが、市では再整備により年間10万人の入場を目指している。

 工事費は沖縄振興特別推進市町村交付金を活用し、19年度から21年度までに約3億円を予定している。

 11日に開かれた市議会9月定例会一般質問で、玉城義彦都市みらい部長が仲松寛市議(なは立志会)に答えた。

 福州園は市制施行70周年記念や中国福州市と那覇市の「友好都市締結10周年」を記念して1992年9月に開園した。指定管理者の那覇市観光協会が運営する。

 93年度の入場者は約11万人だったが、94年度は約6万人となり、2001年度には約1万8千人に減少した。02年度から入園料を無料化し、15年度には約14万5千人に増加した。16年度から再び有料化し、18年度には約5万4千人に減った。