総合30位台誓う 茨城国体へ結団式 28日開幕


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 第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体2019」(28~10月8日)に向けた結団式が20日、那覇市の県立武道館で行われ、選手や監督など約180人が参加した。茨城国体にはすでに終了した会期前競技を含めて326人(成年152人、少年128人、監督46人)が出場する。2011年の山口国体以来となる、男女総合30位台を目指す。

上位入賞に向けて気合い十分の「いきいき茨城ゆめ国体」県選手団=20日、那覇市の県立武道館メインアリーナ(喜瀬守昭撮影)

 結団式では、県体育協会副会長の瑞慶覧長行団長から、旗手を務める上村奈央(なぎなた競技成年女子)へ団旗が授与された。県体育協会の佐久本嗣男理事長が「代表の誇りと自信を胸に、県民に夢と感動を届ける強い意思で臨み、一戦必勝で頂点を目指してほしい」と激励した。

結団式で瑞慶覧長行団長(右)から団旗を受け取る旗手の上村奈央

 選手代表として、今夏の全国総体で4校同時優勝を果たした読谷高校男子ソフトボール部主将の仲宗根悠介が「昨年は総合43位。今年は30位台を達成して、県民に夢を届け、感動を分かち合えるように最後まで粘り強く戦うことを誓います」とあいさつした。県サッカー協会の屋富祖繁幸副会長のがんばろう三唱で、気勢を上げた。茨城国体は28日に笠松運動公園陸上競技場で総合開会式を行い、各地で10月8日まで競技が行われる。

 今大会は、レスリングでの成年男子グレコローマン98キロ級の初優勝を目指す志喜屋正明(浦添工業高―国士舘大、自衛隊体育学校)、6月の全日本選抜選手権で優勝した山田義起(浦添工業高―日体大)が出場する。自転車競技では昨年の福井国体で県勢初の優勝を飾った平安山良希(北中城高―日体大)と、平安山とペアを組んで今年の全日本対校選手権のマディソン競技で優勝した當原隼人(与勝高―日体大)が挑む。少年では前回、ライフル競技で優勝した前泊佳吾(興南高)や、ボウリングで3年連続出場となる中里隆和(首里東)などがさらなる躍進を目指す。