【ボリビア】移住当時の話題に花 第7次、家族と共に交流


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
入植当時、子どもや青年だった第7次移民のメンバーたちの30年ぶりの記念撮影

 オキナワ第2地域で「オキナワ移住地第7次移民者の集まり」が1日、第2移住地の公民館で開かれた。第7次移民団の1世や子ども、孫、ひ孫など72人が参加し、移民当時や家族の話、地域の話題について盛り上がった。

 第7次移民団は、第1次移民団が第1移住地に入植してから5年後の1959年、第2移住地に入植した。47世帯270人が入植し、現在も元気にボリビアに暮らしている1世は23人(当時の成人者10人、子ども13人)いる。30年ぶりの交流となる集まりでは、焼き肉やすし、おにぎり、煮込み料理などを囲んでおしゃべりを楽しんだ。

 集まりに参加した城間清英さん(80)=旧仲里村出身=は21歳で入植した。「正直言って懐かしい。沖縄から旅立って60年後に顔を合わせるのは感慨深い。同窓会というより、自分の親戚みたいな気持ちで、会うだけでも懐かしい」と話した。

 玉城利一さん(84)=旧高嶺村出身=は25歳で入植。「水も道もなくて、ジャングルの中に入って、水たまりの水を飲んでいた。原木に立ち向かって伐採し、蚊もたくさんいた。食べ物は青いパパイアをしりしりして食べた。沖縄は頑張っても土地がなくて狭い。ボリビアに来て良かった。これからも子どもや孫の成功、教育に向けて頑張ろうと思う」と話した。

 (安里玉元三奈美通信員)