【名護】名護市は27日、現在改修中で2020年2月に供用開始する名護市営球場の愛称を「タピックスタジアム名護」に決定したと発表した。同日、市はネーミングライツパートナーの医療法人タピック(沖縄市、宮里好一理事長)と契約調印式を市役所で開いた。
同球場は1977年開場で、79年から北海道日本ハムファイターズのキャンプ地として使用されてきた。球場の老朽化などで球団は16年以降、春季キャンプの後半部分のみを名護市で実施していた。改修完了に伴って来春のキャンプから全日程を名護市で実施する予定だ。
ネーミングライツパートナーは市が8月に募集した。同法人以外に応募はなく、選定された。命名権料は消費税と地方消費税相当額を除いて年額1555万円。契約期間は20年2月から25年1月までの5年間。
調印式でタピックの宮里理事長は「スポーツと観光、医療と観光の飛躍につながる施設になると思う」とあいさつした。渡具知武豊名護市長は「(2020年の)市制50周年を盛り上げる象徴になる」と期待を寄せた。【琉球新報電子版】