政治

騒音被害低減のために移転したのに… 米軍機、嘉手納基地の旧駐機場を使用 エンジンを稼働させたまま自走で騒音発生

旧海軍駐機場に自走して進入し、駐機する2機のMC130特殊作戦機=27日、米軍嘉手納基地

 【中部】米軍嘉手納基地所属のMC130特殊作戦機が27日、同基地の旧海軍駐機場へ自走して進入し、エンジンを稼働したまま駐機している様子が確認された。同駐機場の使用は昨年6月以来。日米特別行動委員会(SACO)の最終報告では、住民への騒音被害の軽減を目的に、住宅地から離れた場所に移転することが合意されている。エンジンを稼働させたまま自走するなど、騒音を発生させる運用は認められていない。

 MC130は午前10時45分ごろから午前11時55分ごろにかけて、エンジンをかけた状態で旧海軍駐機場に駐機し、自走して滑走路に移動した後、複数回にわたり離着陸した。午後にも同様に使用する様子が確認された。駐機場に隣接する町屋良では、使用した時間帯に騒音が観測された。

 本紙の取材に対し沖縄防衛局はMC130が駐機場に隣接する大型格納庫の前に自走して進入し、駐機したことを目視で確認したと回答した。事実関係を照会した上で米軍への要請など対応を検討する考えを示した。SACO合意違反に当たるかどうかについては、事実関係を確認中として明言を避けた。

 昨年6月に使用された際には、周辺自治体や県が相次いで抗議した。防衛局も米軍にエンジンの稼働を行わないよう申し入れ、中嶋浩一郎前局長が當山宏嘉手納町長に謝罪した。

 當山町長は「使用したのが事実なら、ミスなのか故意なのか、理由を確認する必要がある。その上で対応を考えたい」と述べた。町議会基地対策特別委員会の當山均委員長は、これまでの再三の抗議に触れ「使用があったならば由々しきことだ。日米両政府で決めたことを守ることが大前提だ」と話した。県は事実関係を確認し、対応を検討する考え。









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