【石垣】石垣市内でリネン業務を手掛ける太洋リネンサプライ(親盛一功社長)に勤める、聴覚障がいのある川満博文さん(54)がこのほど、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の理事長賞を受賞した。川満さんは親盛社長らと24日、市役所を訪れ、中山義隆市長に受賞を報告した。
川満さんは1984年に太洋リネンサプライに入社。約35年にわたり、無遅刻・無欠勤で業務に従事してきたことが評価されて受賞した。3日に東京都で表彰式が行われた。
川満さんに代わってあいさつした母の美枝子さん(81)は「会社の皆さんが応援してくれたおかげで、立派な賞をもらえてありがたい」と喜びを語った。
同社は従業員100人のうち15人の障がい者を雇用している。親盛社長は「ハンディを感じさせることなく業務に取り組んでくれている。これからも地域に役立つ企業であり続けたい」と話した。