照屋義実副知事は13日、文化体験研修で来日中のニュージーランドの先住民族マオリの人々と県庁で面談した。マオリの人々は伝統的な踊り「ハカ」を披露して感謝の思いを伝えた。一行は、1月10日から来日し、北海道や東京、京都などを訪ねてきた。2月12日から来県している。19日までの日程で、平和祈念資料館や佐喜真美術館、名護市辺野古などを訪問するほか、15日は那覇市の県立博物館・美術館でトークイベントを開催する。
マリアン・ルリさんは「沖縄の基地問題を調べてきたが、沖縄の人たちのためになるものなのか。皆さんが自分たちの自治を確立していくことは、マオリの私たちの闘いと共通することがある」と話した。
照屋副知事は「沖縄はかつて独立した琉球王国だった。独立した地域という意味では、オセアニアの島々も同じだろう。両地域は交流のベースがある。さらなる交流の発展を期待している」と話した。
(梅田正覚)