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北米訪問県議ら太鼓などを贈る カルガリー県人会に


北米訪問県議ら太鼓などを贈る カルガリー県人会に カルガリーオキナワンクラブの大久会長会長(右から3人目)と沖縄パンアメリカン連合会の大山盛稔会長(同4人目)に太鼓とバチのセットを手渡す2023年に北米を訪問した県議団=17日、那覇市泉崎の県議会
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 2023年11月に北米を訪れ、各地の県人会と交流した県議団(当時県議の照屋守之団長)が17日、カナダ・アルバータ州のカルガリーオキナワンクラブ(大久典子会長)にエイサー用の太鼓とバチ10組を那覇市の県議会で贈呈した。「カルガリーでエイサーをやるのが夢だった」という大久会長は「(太鼓の贈呈を)現地ではみんなすごく喜んで盛り上がっている。言葉が出ないくらい感謝している」と喜んだ。

 贈呈されたのは大太鼓2張、締太鼓8個とバチのセット。県議団がカルガリーを訪問した際、エイサーのチームがない現地の県系人から「沖縄の唄や踊りをやりたい」との要望があったという。贈呈した県議からは「約束が果たせて良かった」「また何か贈りたい」などと声が上がった。

 贈呈には沖縄パンアメリカン連合会の大山盛稔会長も立ち会った。カナダ沖縄県人移民125周年に当たる25年8月には、同州レスブリッジで記念式典が開かれる。大山会長は「節目の年に向けて練習していただき、エイサーを先頭に式典に花を添えてもらいたい」と期待を込めた。

 (西田悠)