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生物多様性可視化 やんばる事例紹介 SDGsセミナー


生物多様性可視化 やんばる事例紹介 SDGsセミナー 生物多様性に関する取り組みを紹介する久保田康裕琉大理学部教授=25日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学
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 【恩納】国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の推進と達成を目指すイベント「ハッピーアースフェスタ2023」(同実行委員会主催)のセミナーが25日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学で開かれた。「生物多様性を理解してネイチャーポジティブの活動につなげよう」と題し、琉球大学理学部の久保田康裕教授=写真=や企業が取り組みを紹介した。
 ネイチャーポジティブとは自然資本を持続可能な形で利用する方法。久保田教授はビッグデータによる生物多様性の可視化に取り組んでおり、人工衛星データと地表観測データを統合したやんばるの地図を提示した。「動植物の分布を見える化することで、一般の人にも重要なエリアが近くにあると一目で分かる。これが保全活動の推進につながることを期待している」と述べた。
 積水ハウスの八木隆史氏、森永乳業の太田康子氏、MS&ADインシュアランスグループの浦嶋裕子氏らが登壇した。 (増田健太)