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給電キット3自治体に寄贈 あかりみらい、各30台


給電キット3自治体に寄贈 あかりみらい、各30台 浜田京介中城村長(左)に給電キットを手渡すあかりみらいの越智文雄社長=27日、中城村役場
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 自治体向けに公共施設のLED(発光ダイオード)導入を提案している「あかりみらい」(札幌市)は28日までに、災害に伴う停電時に車両から電気を供給できる「安心給電キット」30台ずつを那覇市とうるま市、中城村に寄贈した。
 同社は今年1月に沖縄支社を開設。安心給電キットは停電時に車を「非常用発電機」として使い、電気を避難所の照明や扇風機、避難住民の携帯電話充電に活用する場面などを想定している。
 あかりみらいの越智文雄社長は「北海道の(胆振(いぶり)東部地震の後に起こった)ブラックアウトでは、車から電気をとり照明やスマートフォンの充電を賄った例が多くあった」として、活用を呼びかけた。
 26日に中城村役場で寄贈を受けた浜田京介村長は謝意を示し、「台風6号では停電を含め多くの被害が発生した。災害が対岸の火事でないことを改めて周知したい」と語った。 (當山幸都)

浜田京介中城村長(左)に給電キットを手渡すあかりみらいの越智文雄社長=27日、中城村役場