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人生と音楽 感じる映画 「白鍵と黒鍵の間に」 来月1日トーク


人生と音楽 感じる映画 「白鍵と黒鍵の間に」 来月1日トーク 映画「白鍵と黒鍵の間に」の公開と10月1日のトークイベントのPRをする俳優の洞口依子さん=27日、琉球新報社
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 俳優の洞口依子さんが27日、那覇市の琉球新報社を訪れ、10月6日公開の映画「白鍵と黒鍵の間に」(冨永昌敬監督)と10月1日開催のトークイベント「映画と私と深~い仲の沖縄」への来場を呼びかけた。洞口さんは「映画と街歩きが好きな人はぜひ来てほしい」と話した。
 映画は、ジャズピアニスト南博による同名作品が原作。ジャズピアニスト志望の博と敏腕ピアニスト南の運命が交わる物語だ。主演は池松壮亮さんで、博と南の2役を演じる。洞口さんは池松の母役で出演する。
 洞口さんは1991年に映画「パイナップルツアーズ」で初めて来沖した。2004年に子宮頸(けい)がん闘病時に沖縄で療養した経験もある。「沖縄は慣れ親しんだ街。琉球王朝時代の歴史を学ぶと、ロマンも感じる」と話す。
 池松さんは「沖縄の皆さま、はいさい。洞口さんの母役はすさまじいチャーミングさと、宇宙のような包容力を感じた。映画館でぜひ人生と音楽を味わってもらえたら」とメッセージを寄せた。
 10月1日のイベントは午後3時半から那覇市の浮島ブルーイングで開催する。水上店舗の屋上の街歩きもある。洞口さんは「那覇は目を離した隙に景色が変わっていく。街歩きをしながら一緒に発見ができれば」と話した。問い合わせは浮島ブルーイング、電話098(894)2636。
 (田吹遥子)

映画「白鍵と黒鍵の間に」の公開と10月1日のトークイベントのPRをする俳優の洞口依子さん=27日、琉球新報社