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静岡の工場でPFAS 10年前使用、河川調査へ


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 静岡市は4日、市内の「三井・ケマーズフロロプロダクツ」の工場で、発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を約10年前まで使用していたと発表した。市は月内に河川や工場付近の水路の水質を調べ、11月末までに結果を公表する。
 三井・ケマーズフロロプロダクツは「2013年以前は使用していたが、同年12月までに取りやめた」と市に説明したという。工場ではフッ素樹脂を製造している。市は、全国各地の河川や地下水でPFASの検出が相次いでいることを受け、フッ素化合物を使用した可能性のある市内の大規模工場への聞き取り調査をしていた。