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全国大会でコーヒー抽出 宜野湾の事業所 障がい者ら健闘


全国大会でコーヒー抽出 宜野湾の事業所 障がい者ら健闘 県内から初めてチャレンジコーヒーバリスタに出場したチームばっぺーたのメンバー=9月28日、東京都、品川プリンスホテル
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 カフェで働く障がいのある人たちのコーヒーの抽出技術などを競う「第3回チャレンジコーヒーバリスタ」(日本サステイナブルコーヒー協会主催)が9月28日、東京都内で開催され、宜野湾市の就労継続支援B型事業所ワーカーズホームが運営するワーカーズホームカフェの「チームばっぺーた」が県内から初めて出場した。上位入賞はならなかったが、今後の飛躍が期待されるとして「久遠一生懸命賞」を受賞した。
 大会は「技術の向上」と「新しい雇用の創出」を目指し開催されており、カフェ業務に従事している障がいのある人でチームを構成する。全国から10チームが参加し、10分間の技術審査、ブレンド審査で競われた。
 末吉武光さん、平安寛奈さん、仲里明子さん、津嘉山寛史さん、大城郁子さんの「ばっぺーた」は最後に登場した。独自にブレンドした「はいさいブレンド」を抽出から審査員への提供までてきぱきとこなした。
 抽出を担当した末吉さんは「こだわったのは温度。何度も試し89度でお湯を落とした。緊張したが味は出せた」と話していた。
 ワーカーズホームの横山順一管理者は「カフェを始めて4年目。メンバーの動きは最初ばらばらだったが、練習を重ねるうちに意思疎通もしっかりできるようになった。大きな成果」と話していた。
県内から初めてチャレンジコーヒーバリスタに出場したチームばっぺーたのメンバー=9月28日、東京都、品川プリンスホテル