2019年に東日本を縦断し、土砂災害や浸水被害により13都県で120人以上が死亡した台風19号(東日本台風)から、12日で4年となった。20年時点で11都県の8387人だった仮設住宅の入居者は、今年10月1日現在で宮城、福島両県の32人となり、12日時点ではさらに減っている。死者、行方不明者が12人に上った宮城県丸森町では追悼式が開かれた=写真。追悼式では遺族や町の関係者など約70人が黙とうし、花を手向けた。保科郷雄町長は「4年前を胸に刻み、復旧復興に全力を傾注する」と述べた。参列した天野民子さん(72)は親族3人を亡くし、妹が行方不明のまま。「4人の当時の姿しか思い浮かばす、1人で年を取っていくようだ。みんなの分も元気に生きたい」と語った。
保科町長は記者会見で、同町の仮設住宅の入居者数は12日の集計で14人から7人に減ったと説明した。
丸森町では、災害公営住宅と町営住宅160戸の整備が完了し、この1年間で約200人が仮設住宅を後にした。
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宮城、福島両県 仮設入居32人に 台風19号4年、追悼式
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琉球新報朝刊
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