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沖縄で交流「温かさ実感」 ハワイ連合会、知事を表敬


沖縄で交流「温かさ実感」 ハワイ連合会、知事を表敬 アロハポーズで記念撮影に応じるハワイ沖縄連合会ヘリテージツアーの一行と玉城デニー知事=13日、那覇市泉崎の県庁
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 ハワイ沖縄連合会(小橋川クラリス会長)の会員22人が13日、那覇市泉崎の県庁を訪れ、玉城デニー知事を表敬した。連合会は5~15日の日程で沖縄の文化や歴史、平和を学ぶヘリテージツアーを実施している。

 玉城知事はツアーで沖縄の魅力を堪能している一行に触れ「沖縄に生えている木の根っこは世界を巻いているとも言われる。ルーツの広がりとちむぐくるを引き続き体感してほしい」と語った。

 父方が那覇市小禄出身、母方が浦添市出身という県系4世のクラリス会長は「ツアーで初めて沖縄を訪れた会員も多い。いちゃりばちょーでーの心と沖縄の温かさを実感できている。残りの日程も楽しみたい」と語った。

 13日は玉城知事の64歳の誕生日。カアイフエ・レイチェルさんは「オリ」と呼ばれるハワイのチャント(詠唱)を披露し、首飾りのレイをプレゼントした。一行からはバースデーソングのサプライズもあった。終盤には全員でカチャーシーを踊るなど、終始にぎやかなムードだった。

 ツアーは毎年10月に開催されていて、今年、これまでの「スタディーツアー」から「ヘリテージツアー」に名称が改められた。期間中は、首里城や県立博物館・美術館、平和の礎を訪れ、沖縄の歴史や文化について触れるほか、8日には那覇大綱挽にも参加した。

 (渡真利優人)