台風は進路や勢力などをリアルタイムで確認できるので、被害を少なくするために、あらかじめ備えることができます。地震はどうでしょうか。
沖縄県では、昨年1年間で震度1以上の地震が153回発生しています。また、今後30年以内に震度5以上の揺れに見舞われる確率は48・8%と言われています。海に囲まれている沖縄県には津波の心配もあります。
大きな揺れを感じたら、とにかく身を守ることを考えましょう。室内では倒れてくる家具などに注意し、机の下など身を守れる場所に避難しましょう。屋外ではガラスやブロック塀のある場所から遠ざかるようにしましょう。
地震の揺れによる被害を最小限にするためには、家具類の転倒防止対策を実施する、避難経路をふさがないように出入り口の近くに物を置かない、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼るなど、備えておく必要があります。
被災後の生活のためには、食品や日用品を多めにストックしておく、避難生活に備え必要最低限のものをリュックサックにまとめておくことが必要です。また、ハザードマップなどで避難路や避難場所のほか、住んでいる地域の災害リスクも確認しておきましょう。
日本損害保険協会では、防災ポータルサイト「そんぽ防災Web」で、ハザードマップを活用するためのヒントやアドバイスをまとめた動画や、自然災害を補償する損害保険を解説するチラシなど多数用意しています。ぜひご活用ください。
http://www.sonpo.or.jp/bosai_web/
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災害への備えが大切
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琉球新報朝刊
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