「アリス」の堀内孝雄さん(73)と矢沢透さん(74)は、8日に死去した谷村新司さんへの別れのコメントを16日、発表した。
堀内さんは「チンペイさん」と谷村さんの愛称で呼びかけ「ずっと一緒に音楽活動ができたことが幸せでした。また、いつか空のほとりで一緒にライブをやろうね」と言葉を贈った。学生時代に谷村さんから「一緒にアリスをやろう」と誘われ、心の底からうれしかったと回顧。「チンペイさんは50年来の親友であり『アリス』のリーダーであり、そして良きライバルでした」とつづった。
矢沢さんも出会いからの半世紀を振り返り「時にはいがみ合い、時には抱き合い、幾多の苦難も喜びも共有し、無我夢中で駆け抜けた」。闘病について「谷村なら大丈夫、谷村ならきっと戻ってくる」と感じていたといい、「でも谷村は戻ってきませんでした! もういないんです。悲しいというより悔しいんです」としのんだ。
ステージで歓声に応えるアリスのメンバー。(左から)堀内孝雄さん、矢沢透さん、谷村新司さん=1981年11月、東京・後楽園球場
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「一緒に音楽できて幸せ」 アリスの堀内、矢沢さん
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琉球新報朝刊
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