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台湾音楽祭へ高校生派遣 大名・久場川児童館が費用募る


台湾音楽祭へ高校生派遣 大名・久場川児童館が費用募る
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 那覇市の大名、久場川の両児童館は、沖縄と台湾の交流を目的とした音楽イベント「風人の祭2023」を11月24、25日に台湾で開催する。イベントには沖縄から高校生4人と大学生4人がそれぞれバンドで出演し、音楽を通した文化交流を図る。
 イベントは、全国各地で音楽イベント「風人の祭」を開催する南ぬ人まーちゃんと、両児童館を運営する若杉福祉会理事の屋宜貢さんが企画した。屋宜さんは「文化交流が平和につながる。若いうちから海外の文化や考え方の違いに触れてほしい」と趣旨を話した。
 24日は学生同士の交流、25日は一般客も招いたライブを行う。
 バンドで出演する首里高校2年の奥間あかりさんは「なかなかできない経験。音楽活動に生かしたい」と笑顔。桑江李和(りの)さんは「刺激や知識や経験を持って帰りたい」と話し、知念陽香さんは「台湾の文化や音楽に触れたい」と意気込んだ。
 学生たちの渡航費をクラウドファンディング「YUIMA」で募っている。目標額は150万円。11月末まで。 (田吹遥子)
台湾での音楽祭「風人の祭2023」にバンドで出演する首里高校2年の(左から)知念陽香さん、奥間あかりさん、桑江李和さん=17日、那覇市首里大名町の大名児童館