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読書体験 徳元さん優良賞 全国高校生大会県審査会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 第43回全国高校生読書体験記コンクール(公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会主催、琉球新報社など後援)の県審査会が17日、那覇市の琉球新報社で開かれ、優良賞に徳元莉海さん=知念高2年=が選ばれた。作品は中央選考委員会へ送られる。
 徳元さんが取り上げた作品は「空洞日記 ママ、脳腫瘍と闘ってくるよ!!」(喜友名秀美、新星出版)で、「伝えたい」と題した体験記を書いた。自身の経験と重ね合わせ、読後の心の変化や行動をうまく表現できたことが高く評価された。
 県内12校から104編の応募があり、各校で絞った32編を琉球大学教育学部長の萩野敦子教授、元豊見城高校校長の本原泉さん、琉球新報社統合編集局暮らし報道グループの高江洲洋子副グループ長が選考した。総評では「人間関係に関する事、自分の内面を見つめて掘り下げていく作品が多かった。ストーリーと日常を合わせるだけでなく、本のメッセージに気持ちがどう動かされたか、どう行動したかを具体的に書くともっといい作品になる」としている。その他の入選者は次の通り。  (敬称略)
 源古菜々美(コザ高2年)、高江洲加奈枝(具志川高3年)、笈沼美妃(向陽高2年)、前冨里佳怜(同1年)