有料

隣県支援も確認 熊本で防災訓練 南海トラフ地震想定


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 熊本県は21日、南海トラフ巨大地震の発生を想定した総合防災訓練を初めて実施した。県は九州の広域防災拠点となる構想を掲げており、蒲島郁夫知事は職員らに「熊本県に加え、大分、宮崎両県の被害状況の情報収集も行ってほしい」と指示した。
 訓練は午前8時ごろ、宮崎県日向灘沖を震源とし、熊本県内で最大震度6弱の地震が発生したとの想定で取り組んだ。県内の被災状況に加え、津波被害などが見込まれる大分、宮崎両県への支援態勢を確認した。
 関係自治体や自衛隊、民間企業など76機関から計約1800人が参加。電力や通信、道路などの被害状況の確認のほか、避難者受け入れの手順も確かめた。