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副学長の解任を 林理事長が提案/事件の情報伝達巡り


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 日本大の臨時理事会が24日あり、林真理子理事長が、アメリカンフットボール部の薬物事件の対応を担当する沢田康広副学長の解任を提案したことが関係者への取材で分かった。事件対応を巡っては学内の情報伝達や関係機関への連絡などに問題があったとして、文部科学省が第三者委員会による調査を指導しており、月内にも報告書が提出される見通し。
 元検事の沢田副学長は、7月にアメフト部の寮で大麻のような不審物を見つけた際、警視庁への報告が12日後だったことなどが批判された。
 関係者によると、林理事長は9月4日に沢田副学長と面会し、理事長まで情報が上がってこなかったことなどを理由に辞任を求めていた。沢田副学長の代理人弁護士によると、独断ではなく、辞任を求める理由に合理性がないと主張している。