琉球・沖縄の歴史や東アジアとの関係などについて学術的な意見を交わす第4回琉球・沖縄学術問題国際シンポジウムが28、29の両日、中国の北京大学で開かれる。沖縄側から識者ら16人が参加し、中国側の識者と交流する。沖縄側の一行は26日、中国に向けて那覇空港を出発した。
出発に先立ち、又吉盛清沖縄大客員教授は「私たち沖縄の人々は国家の残虐性を思い知らされている。それを大きく変えるという課題がある。(中国側と)十分語り合い、人間関係を築いていこう」と交流の意義を述べた。
沖縄からは沖縄近現代史家の伊佐眞一さんや神奈川大学の後田多敦教授、むぬかちゃーの知念ウシさん、音楽家の喜納昌吉さんらも参加する。シンポジウムのテーマは「琉球民族の歴史・文化の源流」など。 (新垣毅)
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沖縄と中国の識者が交流 あすから、北京大でシンポ
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琉球新報朝刊
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