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那覇、LGBTQ+講演 自分事と捉え 快適な職場に


那覇、LGBTQ+講演 自分事と捉え 快適な職場に 「LGBTQ+セミナー」で講演するリム紗代さん=25日、那覇市久茂地のhowliveタイムスビル店
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 「LGBTQ+ALLY企業合同講演会」(共催・日本トランスオーシャン航空、沖縄セルラー電話、OTNet、沖縄タイムス社、琉球新報社)が25日、那覇市久茂地のhowliveタイムスビル店であった。人事担当者らが参加し、多様性のある職場づくりについて理解を深めた。
 ワダチラボ(浦添市)で企業支援事業部長を務めるリム紗代さんが講師を務め、対面とオンラインで開催した=写真。対面を交えた開催は4年ぶり。
 2020~22年まで、性的少数者を含む全ての人が生きやすい社会を目指す団体「ピンクドット沖縄」の事務局長を務めたリムさん。以前はLGBTQの知識はあるものの、当事者が身近におらず自分事として捉えていなかったと話した。自分の視点、視座、視野を変えるきっかけになったと自身の体験を交えて伝えた。
 リムさんは「人は自分にとっての当たり前が他者にとっての当たり前ではないことを忘れがちだ。このことを意識するだけでも生きやすくなるのではないか」と語った。
 セミナーでは自発的に情報収集することや、当事者を支援するアライ(Ally)活動が重要だとした。 (渡真利優人)