「189」で虐待防止 「子だけでなく親を救うきっかけにも」 走って相談ダイヤルPR 沖縄


「189」で虐待防止 「子だけでなく親を救うきっかけにも」 走って相談ダイヤルPR 沖縄 子どもの虐待防止を呼びかけオレンジ色のたすきをかけて走る、実行委員会のメンバーと参加者=11日、浦添市内
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 子どもの虐待防止を呼びかける「第2回オレンジリボンたすきリレー沖縄2023」(主催・同沖縄実行委員会、沖縄の子どもと家族・支援者の未来を明るくする会)が11日、浦添市役所前広場を出発点に開催された。「子どもに明るい未来を」と記したオレンジ色のたすきを掛け、児童相談所や養護施設の職員、教職員ら約80人が虐待のない社会の実現を願い、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」の活用を呼びかけながら31キロをリレーした。
 11月の児童虐待防止推進月間に合わせて開催した。虐待防止の啓発活動として2007年から全国各地で実施している。沖縄では昨年に続き今回で2回目。実行委員長の森田修平さん(38)は開会式で「一人でも多くの人に、『189』を知るきっかけになってほしい」と呼びかけた。
 副実行委員長の石川和弥さん(42)は「189」の活用をためらう人がいることに触れ、「虐待を受けている子を救うだけでなく、虐待をしている親を救うきっかけにもなる。このダイヤルの活用で助けられる人たちがいることをもっと知ってほしい」と話し、会場に集まった参加者に声をかけた。 (嘉数陽)