【豊見城】伝統工芸の作り手と使い手の交流の場を提供する「第30回沖縄工芸ふれあい広場」(同実行委員会主催)が1日、豊見城市のおきなわ工芸の杜で始まった=写真。久米島紬や宮古上布、八重山上布・ミンサーなど離島をはじめ県内各地の織物、壺屋焼や琉球ガラスなどの工芸品の展示販売、実演などがある。3日まで開催。
若い層に工芸品に親しんでもらおうと、三線ミニライブや闘牛戦士ワイドーなどのイベントがある。織りや染めの体験コーナー、各工芸品ブースを巡るクイズラリーもある。大宜味村の喜如嘉芭蕉布事業協同組合は、細かい繊維をつなぐ作業を実演。スタッフは「なかなか見ることができない作業。芭蕉布の着物、反物の展示も合わせて見てほしい」と話した。
1日のオープニングセレモニーで、実行委員会を代表して県商工労働部の砂川健産業雇用統括監は「卓越した伝統の技によって生み出された伝統工芸品に触れてほしい」とあいさつした。 (岩崎みどり)