沖縄県内各地で12月に入り、還付金詐欺とみられる電話が相次いでいる。役場職員等を名乗る人物が「還付金があります」などと語るという。本島中部では60代女性が還付金名目にATMに誘導され、現金330万円をだまし取られる被害が発生した。
県警生活安全部は同様の手口が県内各地で発生しているとし「ATMを操作させて、還付金を返還することは絶対にない。電話やメールがあった場合は、相手の要求に応じることなく、まずは警察や家族に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
県警によると、これまでに那覇市、うるま市、石垣市、宮古島市で同様の特殊詐欺とみられる電話の相談があった。
いずれも「介護保険料の還付金があります。後ほど金融機関の者から連絡があるので、その者とやりとりしてください」「あなたに還付金があります。これから銀行の方から電話がありますので、対応してください」などと役場職員や金融機関職員を装い、ATMに誘い出す手口だという。