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「サンシンレンジャー」が待望のワンマンショー 三線で心癒やすヒーロー「音色聴きに来てくれ」 6日に北谷イオンで


「サンシンレンジャー」が待望のワンマンショー 三線で心癒やすヒーロー「音色聴きに来てくれ」 6日に北谷イオンで ポーズを決めるサンシンレンジャー=12月27日、那覇市泉崎の琉球新報社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 人々の心を癒やす“三線のチカラ”を身につけ、三線の魅力を伝えようと励むヒーロー「ちむぐくるレスキュー隊 サンシンレンジャー」が、6日に北谷町のイオン北谷店で、単独では初のヒーローショーに臨む。

 “生みの親”は県三線製作事業協同組合で、県の琉球歴史文化コンテンツ創出支援事業補助金でスタートした事業の一環。琉球古典音楽家の大城貴幸さんを中心にキャラクターを考案した。同組合の新垣恵さんは「県外で三線を始める人も増えてきた一方で、県内では家にあるけど弾いたことがないという人も多い。沖縄の子どもたちにも三線に触れてほしい」と企画の意図を語る。

サンシンレンジャー

 サンシンレンジャーの頭には三線の調弦をするカラクイがあり、両腕と両脚には三線の胴巻きのデザインでもある三つどもえ模様を施した。特技はもちろん歌三線で、これまで参加したイベントでは、オリジナル曲も交えて子どもたちと交流してきた。

 「戦隊モノ」にもかかわらず、仲間がいないのは悩みの種。同組合の新垣さんは「宮古や八重山などそれぞれの音楽が根付いた地域でも仲間を増やしたい」と意気込む。

 6日に単独でショーを開くサンシンレンジャーは「三線の音色を聴きに会場に来てくれ」と来場を呼びかけた。

(田吹遥子)