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起業したい人を応援 商店街に学びの場を 「3Be(スリービー)」代表・前泊選香さん(那覇市)<インタビュー 人あそぶ街つくる>100


起業したい人を応援 商店街に学びの場を 「3Be(スリービー)」代表・前泊選香さん(那覇市)<インタビュー 人あそぶ街つくる>100
この記事を書いた人 Avatar photo 吉田 健一

 起業や副業を考えている人を応援し、後押しする講座「はじめの一歩塾」。主催するのは那覇の商店街と密接に関わってきた女性4人による「3Be(スリービー)」だ。代表で、3Beを運営する一般社団法人ひとまちcreateなはを2022年11月に立ち上げた前泊選香さん(38)に、これまでの活動や今後の目標などについて聞いた。

 ―はじめの一歩塾を始めたきっかけは。

 「県内の法律事務所やりゅうせきなどで働く傍ら、『女性が学び、実践する場があったらいいな』という考えを常に持っていた。そんな折、19年に県の女性人材育成事業「てぃるる塾」の1期生となった。3Beのメンバー4人は商店街の活動や沖縄総合事務局の『輝き女性塾』などを通して出会い、自分らしい働き方、生き方を見つけ、チャレンジできる場をつくりたいとの考えから3Beを結成した」

 ―3Beの狙いは。

 「商店街の中に、思いを持った人たちが集まる場所をつくり、応援し合える環境をつくることが目的だ。何度も挑戦できる場をつくることで10年後、20年後、そして100年後のまちづくりに向けて『まちぐゎースピリット』をつないでいきたい」

 ―これまでの成果について。

 「1期生は9人、2期生は8人が参加した。第一牧志公設市場など市場周辺の人たちが活動当初に比べてわれわれの活動を気に掛けるようになり、街全体で受講生を応援できる態勢になりつつある。はじめの一歩塾を通して、受講生と市場関係者が交流を深めることで相乗効果を生み出していきたい」

 「はじめの一歩塾は、経営ノウハウを伝えるだけでなく『何か始めたい』と思っている人が仲間と学び、共有し、実践する場だ」

 ―今後の目標は。

 「沖縄の『うとぅいむち(おもてなし)』の精神を伝えられる観光人材を育てたい。わたし自身も沖縄の歴史や文化などを発信するために泡盛の女王に選出された。また、はじめの一歩塾も近く、3期生の募集を始める予定だ。詳しくは3Beのインスタをチェックしてほしい」

 (吉田健一)


 まえどまり・えりか 1985年生まれ。那覇市出身。那覇高から北九州市の大学に進学。大学を卒業後、那覇市内の法律事務所やりゅうせきなどを経て、2022年11月に一般社団法人ひとまちcreateなはを設立。翌年1月には市場本通りに起業・副業支援の拠点「3Be(スリービー)」をオープンし、起業をしたい人を後押しする活動に取り組む。