【東京】国会議員や学識者らで構成する対等な日米関係を求める国民有志の会は29日、千代田区の日本記者クラブで会見し、駐日米国大使のラーム・エマニュエル氏の即刻辞任を求める抗議文を発表した。長崎県での平和祈念式典に政治的見解の相違を理由に欠席したのは原爆投下の加害国の代表にもかかわらず国民感情を逆なでし、許されないとした。
会見には千葉県議会議員の折本龍則さんや元日本郵便副会長の稲村公望さんらが出席した。抗議文は日米地位協定の改定にも言及し「在日米軍特権の廃止などによって日米関係を対等で道義的な関係に発展させなくてはいけない」と指摘。「対米従属の象徴である横田基地の返還」を求めた。衆院議員の福島伸享氏ら37人が抗議文に賛同し、30日には都内の米国大使館前で抗議デモも行う。