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曲線美のある筋肉で3位 金城さん、ボディビル日本大会


曲線美のある筋肉で3位 金城さん、ボディビル日本大会 フィットモデル部門で4位に入った金城さん=9月1日、宮城県(KOSUKE INAO撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 石井 恭子

 【うるま】うるま市の金城津奈子さん(39)=会社員=が、9月に岡山県で開かれた日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)オールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップ2024のビキニフィットネス部門(35―40歳160センチ超級)で自己最高の3位に入賞した。4度目の挑戦での銅メダル獲得に「めちゃくちゃうれしかった。次は金銀を目指していく」と目標を掲げ直す。

 小学2年生の娘あらさん(7)を出産後にダイエットで個人的にトレーニングを始めた。そのうちにJBBFの大会の存在を知って競技を始め、県内大会に出るようになった。徹底した食事管理や部位ごとのトレーニング、日焼けなど自身を律する厳しさにも「やったことが身について評価されるうれしさ」が勝った。「急に目覚めましたね」と笑顔を見せる。

ビキニフィットネス部門で3位に=9月28日、岡山県(KOSUKE INAO撮影)

 ビキニフィットネスで求められるのは曲線美のある筋肉だという。同じく9月にはJBBFオールジャパンフィットモデルチャンピオンシップの163センチ超級で4位に入った。この部門ではドレスをまとい、よりエレガントな筋肉や動きの美しさを競った。

 子育てをしながらの自己鍛錬。娘のあらさんが「めちゃくちゃ応援してくれている」のがうれしい。金城さんの通ううるま市のジム、ボニータフィットネス24を経営するGPstyleの天願浩也代表は「身体のフレームのバランスの良さ、そして高重量も挙げられる。子育てをしながら大きな大会で成績を挙げるのは誰もができることじゃない」と努力を評価する。

 来年に向けて「下半身の強化」を課題に掲げる金城さん。自身の躍進で、競技人口の裾野も広げたいと研さんを重ねていく。

 (石井恭子)