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騒音 9局基準超え 22年度基地周辺 上大謝名で118デシベル


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 県は14日、米軍嘉手納基地と普天間飛行場の両飛行場の2022年度の航空機騒音の測定結果を公表した。騒音指標Lden(エルデン、時間帯補正等価騒音レベル)でみると、嘉手納周辺は、20測定局中8局(前年度8局/19局)で環境基準を超過し、最大は北谷町砂辺局の69デシベル(基準値62デシベル)だった。普天間周辺は12局中1局が基準値を超え(前年度比2局減)、最大値は宜野湾市上大謝名の63デシベル(基準値57デシベル)だった。県は両飛行場からの航空機騒音が「周辺地域住民の生活環境に大きな影響を与えている」としている。
 最大ピークレベルは嘉手納の砂辺局が1月に117・9デシベル(前年度113・8デシベル)、普天間は上大謝名局が4月に118・8デシベル(前年度123・5デシベル)を記録した。
 旧環境基準「うるささ指数(W値)」でみると、嘉手納周辺で最も騒音の値が高い砂辺局は86(前年度85)。普天間周辺は宜野湾市上大謝名局の79(前年度82)が最も高かった。 (慶田城七瀬)