【本部】沖縄県本部町の沖縄美ら海水族館は20日、10月1日から県内の小中高校、児童福祉施設や学童保育施設を対象に、遠足や修学旅行などの学校行事で、同館を訪れる際の子どもや学生の入館料金を免除すると発表した。県民の海洋生物への興味・関心を底上げすることが目的。免除によって学校などの団体が利用する年間の来場者数は、現在の約1万2千人(2022年度実績)から、2万人まで増える見通しだとしている。
現在は、学校などの団体単位で利用する場合、高校生は1人当たり1140円、小中学生は同560円だが、10月以降は事前に申請をすれば料金が免除される。対象者は(1)県内の小中学校、高校に通う児童・生徒(2)県内の各種学校(高等専門学校、高等専修学校、インターナショナルスクールなど)の生徒(3)県内の児童福祉施設、学童・保育施設に入所・利用する児童・生徒―としている。
同館の担当者は「海洋環境について質の高い学びの場を提供し、人材育成に貢献できればと考えている。将来、水族館で働いてくれる人材が増えることも期待している」と話した。
申請書は今後、同館のホームページに掲載する予定。対象施設の詳細や問い合わせは、電話0980(48)3748(水族館業務課)。