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ミサイル配備 断念求め集会 うるま市 勝連分屯地


ミサイル配備 断念求め集会 うるま市 勝連分屯地 ミサイル配備断念を求め頑張ろう三唱する参加者=27日、うるま市のうるま市民芸術劇場
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 【うるま】ミサイル配備から命を守るうるま市民の会は27日、うるま市民芸術劇場で「9・27ミサイル配備断念を求める市民大集会」を開催した。520人が参加した=写真。宮城英和事務局長は「ミサイル配備は命の問題。断念を求める声を市長にぶつけよう」と連帯を呼びかけた。
 同市民の会は勝連分屯地の保安林問題や、ミサイル部隊配備・ミサイル連隊本部の創設に向けた工事状況などを説明した。国防に関する専決事項だとして立場を表明しないうるま市の対応を問題視した。周辺市町村の市民団体やノーモア沖縄戦命どぅ宝の会、県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」が登壇し、連帯を表明した。第3次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団の新垣清涼団長は「新しい基地、ミサイル配備を許すわけにはいかない。一緒に頑張ろう」と呼びかけた。同集会で(1)勝連分屯地へのミサイル配備に関する市民説明会を開催すること(2)政府に対してミサイル部隊配備およびミサイル連隊本部の創設断念を求めること―の2点を、うるま市長と市議会議長に要求することを決議した。27日から決議内容を要請するため署名活動を開始した。3万筆を目標としている。 (金盛文香)