10月2日の「豆腐の日」を前に、県豆腐油揚商工組合による「豆腐フェスタ」が1日、西原町小波津の西原さわふじマルシェで行われた。豆腐や関連商品の販売、5社のゆし豆腐食べ比べや、揚げたての油揚げの提供などあり、買い物客たちがあちこーこー(熱々)の豆腐を楽しんでいた。ゆし豆腐食べ比べでは、宮古島市や糸満市、名護市など各地の5品が並んだ。にがりの量や食感などが違うという。沖縄市から来た女性(32)は「宮古島の豆腐は食感がトロトロでおいしかった。糸満のものは懐かしい味。店ごとにこれほど違うのかと思った」と話した。6歳と5歳の娘2人も「おいしい」と頰張っていた。
組合理事長の瑞慶覧宏至さんは「沖縄の食文化で、健康にもいい豆腐をたくさん食べてもらいたい」と話す。2021年の衛生管理基準HACCP適用に触れ「販売は難しくなっているが、豆腐はあちこーこーが一番。できる限りあちこーこーで楽しんで」と呼びかけた。会場では、西原町観光まちづくり協会主催のゆし豆腐作り体験なども行われた。
(岩崎みどり)