琉球新報の取材に応じた久高友弘氏との主なやり取りは次の通り。
―2021年2月に議長室で不動産コンサルタント代表の男性から渡されたという5千万円について、これまでは土地の所有権回復を求める義母の後見人の女性が全額持ち帰ったと話していた。
「女性が全額受け取ったと、女性と(話を)合わせて、僕はずっと一銭も取っていないとやってきた。本当のことを言うと、僕は3500万円を受け取って管理していた」
―3500万円のうち少なくとも数百万円は私的に流用したと認めるのか。
「それでいい、もう。仕方ない。そうせざるを得ない」
「結局、収賄罪ということになる」
―使途は。
「(調査費の中では)たくさん裁判をかけられたから、弁護士代が主だ。忘れているものもある。調査とかに使っているから、今から何に使ったのかが出てくる」
―男性は議長としての手腕に期待して賄賂として金を渡したと話しているが、それで受け取ったというような認識か。
「そういうことでいいんじゃないか」
―男性は金を要求されたと主張している。
「それは一切違う。金を持ってきたと言わずに会ってくれということで、会ったら金を持っていた。彼の押し貸しだった」
「僕は取らないつもりだったが、女性が『持ってきているんだから』と言ったので取った」
―男性は20年12月には500万円を渡したと話している。
「天地神明に誓ってない。それはねつ造だ。議会中でもあったので(男性らとは)面会もしていない」