【南部】糸満、豊見城、南城、八重瀬、与那原、西原の3市3町のごみ焼却炉の建設計画に取り組む南部広域行政組合(理事長・古謝景春南城市長)は16日、6市町の首長による理事会を八重瀬町内で開き、新炉建設に向けて西原町を「候補地の推薦地」と決めた。会議後、古謝理事長は「西原町から町内1カ所の推薦があった」と話した。土地などを調査し、立地条件に問題がなければ2024年5月までに候補地として内定する。住民の合意形成にも努め24年度内に正式決定する計画だ。
同組合は「西原町内の自治会から推薦が上がった」と説明したものの、どの地域かは明言を避けた。
南部広域行政組合は19年に決定した新炉建設予定地をことし5月に白紙撤回。構成6市町で最終処分場を現在担う南城市と、輪番制で次期予定地となる八重瀬町を除く4市町から新炉の建設候補地の推薦を募っていた。西原町以外の市町からの推薦はなかった。
輪番制がとられている最終処分場の受け入れについて、八重瀬町の次に当たる西原町は新炉建設が決まれば輪番の最後に回ることを確認した。
(岩崎みどり、上江洲仁美)