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「怖い」園児ら恐怖、軍用機が低空飛行 高度は7階建ての建物ほどに感じ 沖縄、大宜味と国頭


「怖い」園児ら恐怖、軍用機が低空飛行 高度は7階建ての建物ほどに感じ 沖縄、大宜味と国頭 大宜味村内を低空飛行する米軍機とみられる航空機=6日、大宜味村塩屋(住民提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【大宜味・国頭】6日午前に大宜味村内を低空飛行した米軍機とみられる機体は、多くの目撃者に不安を与えた。1回目に低空飛行が目撃された午前10時過ぎ、付近にあるこども園では園児らが園庭で遊んでいた。職員が音に気付くと同時に、機体は上空を通過し、園児の中には「怖い」と話す子もいた。高度は7階建ての建物ほどに感じたという。低空飛行は以前もあり、職員は「子どもたちの命を預かる現場の上空を飛ぶのは恐怖心をあおる。不適当な飛行は戦争をイメージしてしまうのでやめてほしい」と訴えた。

 住民の男性(50)によると、機体は高度100メートル以下で村塩屋の結の浜上空を飛行していたという。「これだけ低く飛んでいる様子を見るのは初めてでびっくりした。宅地の上を低空で飛行するのはあってはならい」と憤った。

 村役場周辺で2回目の低空飛行を目撃した村職員は「1回目の高度はかなり低く、100メートルを切るほどに感じた。2回目は最初ほどではないが低く飛んでいた」と振り返った。こども園に近い中学校の教頭は「窓を閉めていたが、いつもと違う音が聞こえた」と語った。

 国頭村の辺戸岬周辺でも午前11時半ごろ、西側に向かって低空飛行する機体が目撃された。修学旅行生を案内していた島ぐるみ会議大宜味の寺田光枝さんは「びっくりして子どもたちも思わず声を上げていた。最近の沖縄は戦争前夜という感じがしておかしい」と疑問を呈した。 

(武井悠)

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