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私たちの住む島「戦場にしないで」石垣市でも訴え 那覇の集会に連帯 120人参加


私たちの住む島「戦場にしないで」石垣市でも訴え 那覇の集会に連帯 120人参加 「戦争嫌だ」「平和が一番」と訴えパレード(デモ行進)する市民=23日午後5時ごろ、石垣市
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【石垣】那覇市での「県民平和大集会」に連帯しようと、石垣市の「島を戦場にさせない市民の会」(宮良純一郎世話人代表)は23日、新栄公園で「私たちの住む島を戦場にしないで! 平和大集会」を開いた。主催者発表で120人が参加。音楽、トーク、パレード(デモ行進)を通し、八重山で進む軍備増強に反対し、平和な島々を築いていくことを誓い合った。

 午後2時半。強い日差しの中、市民が集まった。夫婦、親子連れ、友人、中には愛犬と共に訪れる人の姿もあった。

 今年3月16日に陸自石垣駐屯地が開設。以降、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)配備、米掃海艦入港、米軍と自衛隊のオスプレイ飛来、日米共同訓練の実施―。島で軍事的な動きが続いた。市民の間では不安や危機感が広がった。「軍備要塞(ようさい)化にあらがおう」。宮良さんは参加者に呼びかけた。市民が声を上げ続ける重要性を説き、訴えた。「平和の理念をこの大地に根付かせよう」

 マイクを握った他の市民も続いた。「ただただ仲良く暮らしたい」「世界平和を願う」「正直な花を咲かせよう、私は戦争に協力できない」。
 (照屋大哲)