黄砂の影響で視界がかすむ那覇市の上空＝24日正午すぎ、那覇市泉崎から撮影
中村 万里子 沖縄気象台によると24日朝、沖縄本島地方で黄砂が確認された。黄砂は春に飛来することが多く、11月としては2005年以来、18年ぶり。
気象台によると、24日午前8時50分に那覇市樋川の観測所で黄砂を観測した。肉眼で見通せる水平距離の「視程」は、約8キロに落ちている。
午前11時前、那覇市首里から新都心方面を見下ろす高台からは、東シナ海にもやがかかったような状況で、慶良間諸島が目視できなくなっていた。
屋外では洗濯物や車のフロントガラスなどに黄砂が付着するなどの影響が予想される。気象台によると、黄砂は今後風に乗って沖縄地方を通過し、「視程」は回復していく見込みだという。
（中村万里子）
