琉球先住民族の権利保障・回復を求める有志らは26日、陸上自衛隊の記念行事に合わせ、米軍と自衛隊の沖縄からの撤退を訴える抗議行動を陸自那覇駐屯地前で実施した。
参加した與那嶺貞子さんは、23日の県民平和大集会開催など有事への懸念が高まる中の記念行事開催について「沖縄の民意、感情を逆なでする行為だ」と批判した。
参加者によると抗議活動中に、抗議中のメンバーが通行人から頬をたたかれた。また、「中国に行きなさい」などと妨害を受ける場面もあった。
豊見城署は頬をたたかれた事案について、軽微な暴行で当人同士で解決しているため、広報予定はないとしている。
與那嶺さんは妨害について「琉球を戦場にさせたくない思いで訴えている」と話した。
有料
市民団体の有志 通行人から妨害も 自衛隊撤退求め抗議
この記事を書いた人
琉球新報朝刊