【東京】鹿児島県屋久島沖の米空軍CV22オスプレイ墜落事故の捜索活動について、松野博一官房長官は4日午後の会見で、「機体の一部と思われる物が発見されたものの、残り7名の救助には至っていない」と明らかにした。
記者団から、事故機の主要部分が発見され、行方が分からなくなっている乗務員7人のうち5人とみられる人影が見つかったとの一部報道があることを踏まえ、最新の捜索活動の状況を問われて答えた。
松野氏は、捜索活動には、海上保安庁の巡視船、自衛隊の護衛艦や掃海艇、航空機が加わるほか、米軍が原子力空母カール・ビンソンや潜水士を投入するなど、24時間態勢で「日米が一体となって」実施されていると述べた。
一方で、「具体的な捜索救難の状況については米側と調整しながら公表しているところであり、現時点でこの場でお答えすることは差し控える」と詳細を述べることは避けた。