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柿沢議員 買収認める意向


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 昨年4月の東京都江東区長選を巡り、公選法違反(買収など)の疑いで東京地検特捜部に逮捕された衆院議員柿沢未途容疑者(52)=東京15区、自民党を離党=が、これまでの否認から認める意向に転じたことが6日、関係者への取材で分かった。買収目的とされる計約260万円の供与や申し込みのほか、区長選期間中の有料インターネット広告のユーチューブ掲載も含め、全ての容疑で争わない方針。
 柿沢容疑者は保守分裂の争いとなった区長選で木村弥生前区長(58)=辞職=を支援。逮捕容疑となった区議らへの現金配布について、区長選と同日程で実施された区議選の陣中見舞いで買収の意図はないとしてきた。
 だが関係者によると「あくまでも陣中見舞いの趣旨だったが、当時の選挙情勢からすると、買収の意図があったと解釈されてもやむを得ない」として、争わない判断をしたという。