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柿沢議員を起訴 選挙買収 前江東区長ら在宅起訴


柿沢議員を起訴 選挙買収 前江東区長ら在宅起訴 柿沢未途被告
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 昨年4月の東京都江東区長選を巡り、買収目的で計約280万円の供与や申し込みをしたとして東京地検特捜部は17日、公選法違反(買収など)の罪で、前法務副大臣で衆院議員の柿沢未途容疑者(52)=自民党を離党=を起訴した。区長選で支援した木村弥生前区長(58)=辞職=も、元区議に100万円を提供したなどとして同法違反罪で在宅起訴した。柿沢被告は起訴内容を認め、周囲に議員辞職の意向を示しているという。木村被告は買収の意図はないと否定している。
 また特捜部は被買収の罪で、柿沢被告側から現金を受領したとされる西垣誠区議(51)ら区議3人や板津道也元区議(54)の計4人を在宅起訴した。4人はいずれも買収ではないと主張している。
 特捜部は柿沢被告と共に逮捕した秘書4人のうち、政策秘書伊藤正樹容疑者(51)ら2人を略式起訴し、残る2人を不起訴とした。東京簡裁は伊藤秘書らに対し、罰金50万円の略式命令を出した。