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ムーチーの日も 抗議の声止まず シュワブゲート前


ムーチーの日も 抗議の声止まず シュワブゲート前 ゲート前でプラカードを掲げて抗議する市民ら=18日午前9時23分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前(名波一樹撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で18日も、新基地建設に反対する市民らが座り込みなどで抗議した。「子どもたちに基地のない沖縄を」と書かれたプラカードなどを掲げ、シュプレヒコールを上げた=写真。
 午前9時ごろから、3回の抗議活動に延べ85人が参加した。同日は113台の工事車両が基地の中に石材や重機などを運搬した。目立った海上作業は確認されなかった。強風などが理由とみられる。ヘリ基地反対協議会海上行動チームも同日、強風のため海上での抗議は控えた。
 沖縄市の仲井間小夜子さん(96)はゲート前のテントで、旧暦の12月8日でムーチーの日にちなんだ紙芝居をした。「私はサイパンで爆風を浴びた。生きるか死ぬかだった」と戦争体験を語った。代執行については「(国が)やってはいけいないことだった。(基地建設を)止めるまで諦めない」と、決意を示した。 (名波一樹)