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訓練内容一転、防衛省「地域影響を最小限に」 住民への説明その中身は 沖縄・うるま陸自訓練場計画


訓練内容一転、防衛省「地域影響を最小限に」 住民への説明その中身は 沖縄・うるま陸自訓練場計画 住民の質問に答える防衛省職員ら=11日、うるま市の石川保健相談センター
この記事を書いた人 Avatar photo 金盛 文香

 防衛省は当初、新たな訓練場で空包使用やヘリの輸送訓練を想定していたが、11日の住民説明会では一転し、実弾、空包、照明・発煙筒などの化学火工品を使用せず、災害時や緊急時などを除いてヘリは飛行しないと説明した。

 また「地域への影響を最小限にするため」として、夜間訓練を実施する場合は周辺住民に通知すること、夜間訓練では大きな音や振動、光を出さないこと、車両は住宅密集地を避けて走行することとした。

 訓練概要によると新隊員の教育、災害への対処訓練、部隊展開訓練を想定している。ミサイル展開訓練も含まれる。

 訓練場の境界沿いに外柵を設置し、訓練場予定地と道路の境界にゲートを設置する予定。詳細な場所は検討中。既存の地形を活用するため、大規模な造成工事は行わず、外から訓練が見えないよう必要に応じて植栽するとした。

 2024年度に用地を取得し、25年度に調査・設計、26年に工事を実施する予定。

(金盛文香)