バーン 爆発音とガラスの割れる音 沖縄県警初の特殊捜査班「SIT」も投入 ヤミ金グループ摘発


バーン 爆発音とガラスの割れる音 沖縄県警初の特殊捜査班「SIT」も投入 ヤミ金グループ摘発 ヤミ金業者の拠点に家宅捜索に入るSITを含む県警捜査員ら=2023 年8 月、北中城村(読者提供)
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 沖縄県警は昨年8月下旬、ヤミ金グループの北中城村の拠点事務所を捜査員70人態勢で捜索した。同種事案では県内で初めて捜査1課特殊犯捜査班(SIT)も捜索に加わった。目撃者によると、捜索時には爆発音とガラスが割れる音が周囲に響きわたったという。

 付近住民らによると、事務所は捜索を受けるまで1年ほど稼働していたとみられる。窓は常にカーテンで覆われ、内部の様子は見えなかったという。住民男性は「危険は感じなかったが、あいさつもなく、えたいの知れない人たちだった」と語る。

 事務所への捜索を目撃した男性は、午前中に大勢の捜査員がマイクロバスで乗り付けた後、「バーン」という音が3回ほど響き、ガラスが割れる音を聞いた。白い煙も上がったという。捜索から数日後、人けがなくなった事務所に近づくと「防犯カメラがたくさん設置されていて驚いた」と振り返った。