有料

「戦争をやめて」 県民広場で集会


「戦争をやめて」 県民広場で集会 ウクライナやパレスチナ自治区ガザでの戦争を停止するよう訴えた沖縄平和運動センターの集会=22日、那覇市の県民広場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ロシアによるウクライナ侵攻開始から24日で2年になるのを前に、沖縄平和運動センターが22日、那覇市の県民広場で集会を開いた。市民ら50人以上が参加し、ウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘をやめるようシュプレヒコールを上げた。
 幸地一共同代表は「ウクライナでは罪のない市民や子どもたちが犠牲になり、パレスチナでも日々住民の命が脅かされ危険にさらされている。この現状に胸を痛めずにいられない」と強調する。「この状況を黙って見過ごすわけにはいかず、引き続き停戦を求め声を上げていく」と訴えた。
 木本邦広・県教職員組合中央執行委員長は「軍事力ではこの戦争を解決できない」と述べ、日本政府が平和主義を掲げる憲法の精神に基づいた紛争解決に取り組むべきとの考えを示した。会場近くを通る修学旅行生にも声を掛け、「子どもたちが戦火の中にあることはメディアを通じて知ることができる。ぜひ関心をもってほしい」と話した。 (小波津智也)