平和や基地問題を問い続ける彫刻家の金城実さん(85)が制作した元毎日新聞記者の西山太吉さん(享年91)の胸像の除幕式が、西山さんの一周忌の24日、読谷村儀間の金城さんの工房で開かれた。同日、西山さんを「しのぶ会」も開催され、地元住民など20人以上が集まった。
沖縄返還交渉の日米密約を報じた西山さんの胸像は、金城さんが過去に制作した政治家・瀬長亀次郎さんや反戦平和活動家・阿波根昌鴻さんの胸像と共に飾ることを計画している。
金城さんの工房は5月頃、作品を展示できるように改修する予定だという。
(福田修平)