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アフガン女性支援に腐心 山元淑乃さん 琉球大学グローバル教育支援機構准教授<生き方わたし流 国際女性デー@沖縄>


アフガン女性支援に腐心 山元淑乃さん 琉球大学グローバル教育支援機構准教授<生き方わたし流 国際女性デー@沖縄> 琉球大学グローバル教育支援機構の山元淑乃さん=5日、宜野湾市大山(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 嘉数 陽

「女は大学に行く必要はない。結婚して子どもを産むことが大事だ」。それが当たり前だと言われて育った山元淑乃さん(49)=琉球大学グローバル教育支援機構准教授=は「幼少期から女であることに劣等感を感じることが多かった」と振り返る。英語の勉強がしたくて神戸大に進学。大学院卒業後はルーマニア、ラトビア、フランスで日本語教師を務め、結婚後に琉球大で就職が決まり沖縄に移った。

 現在は留学生支援に腐心している。特に混迷するアフガニスタンで暮らす女性が気掛かりだ。2021年8月にタリバンが復権し、女性は教育を受けられず、仕事に就くこともできない。復権前に教師をしていた女性を1人、3月に沖縄に迎え入れ、運営中のオルタナティブスクールでアルバイトをしてもらう。「性別で生き方に差が生じるのは理不尽だ。等しく教育を受け、仕事に就けられるべきだ」と、声に熱がこもる。

 (嘉数陽)